夏の甲子園大会といえば、まずは高校野球を思い浮かべますが、また別の甲子園大会でも熱戦が繰り広げられました。それは「全国ボッチャ選抜甲子園(以下ボッチャ甲子園)」です。私はこちらも楽しみにしています。
ボッチャは欧州で生まれた障がい者スポーツの一つです。カラーボールを6球ずつ投げたり転がしたりして、白いジャックボール(目標球)に近づけることを競います。パラリンピックの正式種目ですが、障がいのあるなしにかかわらず、すべての人が一緒に競い合える球技です。私は2016年のリオデジャネイロで日本選手の活躍を見てボッチャを知りました。当社にもボッチャに取り組む社員がいて身近に感じられ、ファンになりました。
多くの特別支援学校では体育の時間にボッチャを行いますが、障がいのある生徒が競技スポーツとして取り組む機会はそれほどありません。スポーツを通じて勝つ喜びを知り、負けて悔しい思いをする経験は生徒の成長につながるため、ボッチャ甲子園に挑戦する生徒が増えて欲しいと思っています。
ボッチャ甲子園は、肢体不自由特別支援学校のボッチャ日本一決定戦ともいえる大会です。頂点を目指して切磋琢磨することは人生の貴重な財産になります。日本ボッチャ協会が主催し、今年は第10回の節目を迎えました。予選には45校が参加し、8月に決勝大会が開催されました。埼玉、東京、富山、福井、愛知、大阪、広島、福岡、長崎、沖縄からの15校と、昨年優勝のシード校(千葉)の計16校がトーナメント形式で競い合いました。
私はユーチューブ配信で観戦しましたが、接戦が多く見応えがありました。投球の技だけでなく、数々の頭脳プレーに感動しました。私が応援していた学校の一つが優勝してうれしかったですが、素晴らしい投球をした後に見せる生徒の笑顔も印象に残りました。
来年は参加校がさらに増え、パワーアップした試合を期待しています。出場選手の中に、次のパラリンピックの日本代表候補がいるかもしれないと思ってワクワクします。是非、多くの方にボッチャ甲子園も応援してほしいと思います。