株式会社沖ワークウェルは、2024年4月1日に設立20周年を迎えました。当社がこの節目を迎えることができたのは、皆さまからの多大なるご支援の賜物であり、改めまして深く感謝を申し上げます。
働いて幸せになることを社名の由来とする当社は、創業以来、一貫して通勤することが難しい重度の障がいのある人の在宅勤務に取り組んできました。企業理念である「進取の精神」のもと、働く人が職場に行くという従来の慣習にとらわれず、勇気をもって自宅を職場とすることにチャレンジし、 “会社に行かない”会社員を誕生させました。
創業当初、在宅勤務者は東京都に住む数名でした。電話で連絡をとりながらパソコンを使って業務を進めていましたが、社員が増えるにつれて複数人が同時に常時やりとりできる会議システムが必要になりました。私たちにとって使いやすく、在宅勤務の孤独感を軽減できるようなシステムが見つからず、バーチャルオフィスシステム「ワークウェルコミュニケータ」を自社開発し、より良く働ける環境づくりにも挑戦してきました。
現在は、北は北海道から南は鹿児島まで全国25の都道府県で80名を超える在宅勤務者が、エンジニアとしてのスキルを磨き、様々な業務に取り組んでいます。ホームページ制作からデザイン・似顔絵制作、システム開発、名刺づくり、データの入力・加工処理など活躍の場を広げており、通勤している障がいのある社員と連携した仕事も増えてきました。
これまで私たちが培ってきた在宅勤務に必要な知識・技術・ノウハウを障がいのある人のキャリア教育に活かす、教育支援業務も拡大しています。当社の障がいのある社員が講師となり、特別支援学校向けに在宅勤務について話をする「出前授業」や職場体験ができる「遠隔職場実習」を長年実施してきました。それらに加えて、地方自治体が主催する障がいのある人向けの委託訓練を受託し、当社のもつ技術や経験をベースに、就労に向けて必要な内容を学ぶプログラムを提供しています。
昨今、新型コロナウイルスの影響により、在宅勤務が浸透してきました。特に通勤が難しい人が無理なく能力を発揮できる働き方であると認識され、当社が在宅勤務のフロントランナーとして取り組みを前進させてきて良かったと、改めて感じております。
これからも、企業ビジョン「多様性を尊重し、それぞれが持つ能力を最大限に活かし、楽しくイキイキと仕事をする。個人も企業も成長できる、働きやすい会社を実現し、明るい社会を作っていく」のもと、一年一年を大切に積み上げながら、次の成長へつなげていけるよう誠心誠意努力を重ねてまいります。
今後とも一層のご指導、ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
株式会社沖ワークウェル
代表取締役社長 堀口 明子
社員:T.C
20周年おめでとうございます。
設立当初、沖電気工業株式会社から離れることに、漠然とした不安を感じていたことを覚えています。
社員数はわずか十数名で、ワークウェルコミュニケータの会議室は6部屋あれば十分という規模で、現在のように業務別のグループ分けが確立されていない状態でのスタートでした。
しかし、そのような状況から、今日では社員数が90人を超え、ワークウェルコミュニケータの会議室は9部屋では足りなくなり、また、社内の組織も第3グループまで拡大し、手掛ける業務も、当時では考えられないくらいの種類や規模になっており、驚きと嬉しさが同居しているような気持ちです。
20年間、OKIワークウェルで働けたたことは、私にとって大きな誇りです。
これからも更なる発展を目指し一緒に歩み寄与できるよう、全力を尽くしていきます。
社員:A.N
20周年おめでとうございます。
OKIワークウェルの一員として20年を迎えられたことを嬉しく思い、これまで関わってくださった皆様に感謝申し上げます。
ワークウェルで働くなかで、人との関わり、社会とのつながりをとても感じてきました。コミュニケーションを大切にして業務を行い、サービスを提供していく―離れた場所で勤務していても、メールやバーチャルオフィスシステム「ワークウェルコミュニケータ」などを活用することで可能です。様々な障がいをもつ社員が、自分にあった方法・環境で、互いに協力して取り組んでいます。
設立当初と比べると、社員の数、事業内容も増えました。珍しかった「在宅勤務」も、働き方の一つとして広がりつつあり、その環境も充実してきています。
感慨深いですが、今後も様々な価値を提供できるよう、会社とともに自分も成長していきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
社員:S.T
OKIワークウェル設立20年を迎えられたことを心から嬉しく思います。
1998年にOKIで重度障害者在宅雇用制度が始まり、私は1999年に入社しました。その後、OKI関連会社でも在宅雇用制度が導入され通称「OKIネットワーカーズ」として一体となって活動しOKIグループ内に認知されるようになっていきました。
OKIワークウェル設立は、私たちの活躍が認められ期待されていると感じうれしかったことを覚えています。自宅で一人働いていてもバーチャルオフィスシステム「ワークウェルコミュニケータ」のお陰で風通しの良いコミュニケーション活発な会社なので、孤独を感じることがなく意欲高く働き続けることができています。
コロナ禍でテレワークという働き方の認知が広まりました。お客様との打ち合わせがオンライン会議となり参加できるようになったり、テレワークが増えたことによる新たな業務依頼が来るなど変化があり、私たちも常に進化が必要だと感じています。
OKIワークウェルが2031年目指す姿として掲げる「重度障がい者のテレワーク(在宅勤務)企業としてNo.1ブランドを確立」となるために、これからも社員一丸となって挑戦し続けていきたいです。
社員:K.Y
設立20周年おめでとうございます。
この大きな節目の年に、社員の一員であることを嬉しく思います。
会社と同じ20年間在宅ワーカーとして勤務しました。
最初のころは、メンバーと連絡をとる手段は、電話とメールが中心でしたが、いつでも簡単にコミュニケーションを取ることができるワークウェルコミュニケータが開発され、働き方も大きく変わりました。
遠く離れているメンバーが一つのチームとして協力し、成果を上げ、社員数も業務内容も大きく飛躍した20年間だったと感慨深い思いでいっぱいです。
これから先も大きく変わっていくのではと思っています。
20年間をかけて積み重ねてこられた皆さまの想いとすべての方々へ感謝を忘れず、今後の発展にわたしも微力ながら貢献したいと思います。