教育事業教育支援 - 遠隔社会見学
遠隔社会見学とは、障がいのある特別支援学校の生徒に対し、ITによって遠隔から社会見学を体験してもらうもので、年に1回開催しております。映像や音声によるコミュニケーションシステムを活用して、あたかも見学地に行ったように疑似体験することができます。
遠隔社会見学では、特別支援学校の生徒に対し、社会で活躍する企業の取組みや働く人々の想いを伝え、今後の進路や生活について考えるきっかけ作りの場を提供しています。
遠隔社会見学プロジェクトのお知らせ
OKIワークウェルでは今年度の遠隔社会見学、参加校を募集しております。
お問い合わせフォームなどからご応募お待ちしております。
今回で10回目となります「遠隔社会見学」企画について、ご案内いたします。
~ 10周年の遠隔社会見学は、原点回帰 舞台を香川県小豆島へ ~
- 目的
- 障がいのある特別支援学校の生徒に対し、日本各地の名所等を専門家の協力のもと、分かり易く伝え興味関心を深める。また、社会で活躍する企業の取組みや、働く人々の想いを伝え、今後の進路や生活について考えるきっかけ作りの場を提供する。
- 見学地
- 香川県小豆郡小豆島町(小豆島)小豆島オリーブ公園
- 見学内容
- オリーブの歴史やオリーブ油の作り方などを見学
- 見学日程
- 2024年11月1日(金)
10時~10時40分:オリーブ公園から中継、
10時50分~11時30分:小豆島みんなの支援学校から中継
- 主催校
- 香川県立小豆島みんなの支援学校
- 協力
- 道の駅 小豆島オリーブ公園
遠隔社会見学アドバイザー 島根県立大学 教授 西村 健一
- 見学方法
- ICT(Zoom)を用い教室にいながら社会見学を行う。
参加校で用意するもの
- Zoomが利用できるネットワーク
- Zoom(無償版)が利用できるパソコン等×2台
- 大型テレビ、スクリーンなど×2台(Zoom用、パワーポイント資料表示用)
- Zoomを大型テレビ、スクリーンなどに投影する接続機器
- 大人数で見学する場合は、音響設備
教育課程上の位置づけ
小学校 社会 5年生
社会的事象の見方・考え方を働かせ、学習問題を追及・解決する活動を通して、次のとおり資質・能力を育成することを目指す。
- 知識および技能
- 小豆島の位置や自分の地域との関わりを理解する。
- 生産者の工夫や努力を知る。
- 地図帳や統計などの基本的な資料で調べる。
- 思考力、判断力、表現力等
- 複数の立場や意見をふまえて、自然の特色や生活との関連、産業が生活に果たす役割、産業に関わる人々の働きを多角的に考える。
- 根拠や理由を明確にして議論する。
- 学びに向かう力、人間性等
- 意欲的に調べたり多角的に考えたり、表現しようとしたりする。
- 複数の立場や意見をふまえて理解したことを基に、国土に対する愛情や産業の発展を願う。
小学部 生活 2段階、3段階
- オリーブの葉や実の形や色に意識的に着目する。
- オリーブの葉や実の形や色の特徴をつかんだり、実の色の変化を捉えたりする。
小学部 国語 2段階、3段階
- オリーブの収穫量
- オリーブに含まれる油の割合
- 1本のオイルを作るのに必要なオリーブの量
- 小豆島の面積
中学部 理科「生命」
身の回りの生物
- オリーブは挿し木で増えること、新芽が出て花が咲き、果実ができて落ちるという順序があることを理解する。
中学部 国語
- 知識および技能
普通の言葉との違いに気を付けて、丁寧な言葉を使うこと。
- 思考力、判断力、表現力等 1段階、2段階
話すこと
- 中継の内容を聞いて話を大まかに理解する。
- 聞いたことをメモする。
- 分からないことを聞き返す。
- 感想を伝え合う。
書くこと
高等部 理科「生命」
植物の発芽、成長、結実
- 小豆島でオリーブが生産されているのは日照条件が関係していること。
- オリーブは違う種類の木の花粉により受粉すること。
- 風や昆虫によって花粉が運ばれて受粉し、実ができる。
高等部 社会「産業と生活」
- 日本で様々な食料を生産している。
- 小豆島の土地や気候を活かして食料の生産地が広がっている。
- オリーブ産業は国民の食生活を支えている。
- 新鮮で良質な物を生産し出荷するために様々な工夫や努力を行っている。
- 輸送方法や販売方法を工夫することにより収益を上げている。
- 生産者の工夫や努力と小豆島の自然条件や需要を関連付けて考え、調べたことや考えたことを表現する。
- 見学や聞き取りなどから情報を収集したり、インターネットで生産者や加工業者、販売者が発信している情報を活用したりする。
「我が国の国土の様子と国民生活、歴史」
- 人々は自然条件を活かしてオリーブの栽培、観光などの産業を営んでいること。
小学部~高等部 自立活動
- 絵や写真などの視覚的な手掛かりを活用しながら相手の話を聞く。
- 補助的手段を活用して意志表出をする。
- 音声出力や文字・写真など、代替手段を活用したコミュニケーションができるようになる。
- 話し言葉を補うために、絵カードやメモ、タブレット等の機器等を活用する。
- 相手や状況に応じて適切なコミュニケーション手段を選択して伝えたり、自分が受け止めた内容に誤りがないか確かめたりする。
- 相手の立場に合わせた言葉遣いや場に応じた声の大きさなど、場面にふさわしい表現方法を身に付ける。
今後の予定
日程 |
アクション概要 |
アクション内容 |
4月~6月 |
参加校募集 |
ホームページで参加校を募集 |
7月 |
参加校決定 |
参加校を決定する |
8月 |
見学内容詳細決定 |
見学内容の詳細を決定し連絡する |
9月 |
事前学習シート送付 |
事前授業で用いる資料の配布 |
10月 |
事前授業 |
見学に先立ち参加校で個別実施 |
10月 |
質問提出日 |
事前に参加校から質問を募る |
11月上旬 |
現場リハーサル |
現地で関係者最終意識合わせ |
11月上旬 |
本番 |
|
遠隔社会見学の実績
回数 |
年度 |
見学場所 |
見学内容 |
参加校 |
9回 |
2023年度 |
東京都 NTT技術史料館 |
電話の歴史や仕組み |
21校221名 |
8回 |
2022年度 |
山口県 徳山動物園 山下工業所 |
種の保存 新幹線の顔をつくる技術 |
25校254名 |
7回 |
2021年度 |
青森県 三内丸山遺跡 |
遺跡と青森の特産品 |
21校230名 |
6回 |
2020年度 |
奈良県 明日香村 古墳群 |
キトラ古墳・石舞台古墳 |
14校170名 |
5回 |
2019年度 |
島根県 隠岐の島 |
ジオパークで地域を元気に! |
10校120名 |
4回 |
2018年度 |
東京都 国立天文台 |
宇宙旅行 |
10校50名 |
3回 |
2017年度 |
北海道 さけます事業所 |
鮭の一生と増殖の取組み |
7校8教室60名 |
2回 |
2016年度 |
香川県 ヤマロク醤油 |
小豆島の醤油づくり |
3校8名 |
1回 |
2015年度 |
香川県 ヤマロク醤油 |
小豆島の醤油づくり |
1校1名 |
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