2019年7月9日
株式会社沖ワークウェル
沖電気工業株式会社
院内教室での授業の様子
OKIグループの特例子会社(注1)であるOKIワークウェル(社長:堀口明子、本社:東京都港区、以下 OWW)は、7月3日、都内3病院と共同で、ケガや病気のため入院していて社会見学に出かけられない院内教室(注2)の児童・生徒31名を対象にした、「合同遠隔社会見学」授業を実施しました。本授業は、OWWの「遠隔授業ソリューション」により、東京の国立天文台と3病院の院内学級を結んで行われました。院内教室が合同で遠隔社会見学を行うのは、今回が初めてです。
「遠隔授業ソリューション」は音声と映像の配信に加えホワイトボード機能も備えており、離れた場所でも臨場感のある授業が可能です。当日は、自然科学研究機構 国立天文台の臼田-佐藤功美子博士と、東京都立小平特別支援学校武蔵分教室の山本久美教諭が、国立天文台三鷹キャンパスから授業を行いました。臼田-佐藤博士は、国立天文台が開発した「4次元デジタル宇宙ビューワー Mitaka」を使用し、太陽系の惑星や天の川の解説をしながら、病院にいる子どもたちをバーチャル空間の宇宙旅行に連れて行きました。
授業を終えた子どもたちは「改めて地球がどのくらいの大きさであるのか、宇宙がどんなに広いのか、そして宇宙のことはまだ分からないことがたくさんある、とよく分かりました。」と楽しそうに感想を話していました。院内教室関係者からも「宇宙に興味をもってもらうことで、今後の進路や将来について考えるきっかけになってほしい」との所感が聞かれました。
OWWでは、障害者の在宅雇用の経験を学校教育に活かす取り組みとして、このほかに特別支援学校の児童・生徒を対象とした出前授業と遠隔職場実習も実施しています。今後も、子どもたちの勤労観・職業観を育成するキャリア教育への支援活動を続けていきます。
「障害者の雇用の促進等に関する法律」に定める、障害者の雇用に特別の配慮をした子会社。
ケガや病気のため、入院しなければならない児童・生徒のために病院内に設置された特別支援学級。