2016年11月16日
株式会社沖ワークウェル
沖電気工業株式会社
表彰状を受取るOKIワークウェル津田社長(左)
OKIグループの特例子会社(注1)であるOKIワークウェル(社長:津田貴、本社:東京都港区)はこのたび、完全在宅勤務制度を導入し、通勤困難な重度障がい者の就労機会と社会参加を支援する取り組みが評価され、公益財団法人 日本生産性本部「ワークライフバランス推進会議」の「第9回ワークライフバランス大賞」優秀賞を受賞しました。12月13日に東京都千代田区のKKRホテル東京にて表彰状を受取り、表彰式のパネルディスカッションで会社の取り組みを紹介しました。
「ワークライフバランス大賞」は、ワークライフバランスを推進する先進的・積極的活動を表彰し、各界での取り組みを活発にすることを目的に2008年から実施するもので、第9回では、働く個人を応援する組織の取り組みを表彰しています。
OKIワークウェルは、2004年に設立された障がい者雇用を専門に行う特例子会社で、高度なITスキルを持つ重度障がい者が在宅勤務でホームページの作成やイラスト・デザイン制作などを行っています。OKIワークウェルではいち早く在宅勤務制度を取り入れ、独自開発のコミュニケーションシステムを活用することにより、現在全国18都府県の重度障がい者40数名が在宅で業務を行っています。
OKIワークウェルは、重度肢体障がいのため通勤困難の人が、就労機会がほとんどなく社会参加が難しいという課題に対して、通勤不要な完全在宅勤務制度を構築し、生きがいを持つことを支援する取り組みと、肢体不自由特別支援学校の生徒のキャリア形成支援のため、出前授業などを行っていることが評価され、優秀賞の受賞につながりました。
OKIワークウェルでは、障がい者の在宅雇用の経験を活かし、特別支援学校(肢体不自由)の児童生徒を対象とした出前授業のほか、遠隔職場実習、遠隔社会見学なども実施しています。今後も、在宅雇用の拡大に向けて取り組んでいきます。
「障害者の雇用の促進等に関する法律」に定める、障がい者の雇用に特別の配慮をした子会社のこと。